骨盤 歪み 矯正

骨盤の仕組み

自分の体を健康な状態に保つためにも、骨盤の仕組みやメカニズムを知っておく必要があります。そもそも骨盤とは、人の体の下部に位置しており、骨盤内部には腹部の臓器をはじめとしていろいろな臓器がおさまっています。特に女性の場合には子宮や卵巣といった大切な臓器が収まっています。

 

また、多くの人は骨盤は大きな骨一つでできていると思っているかもしれませんが、実は、腸骨と坐骨と恥骨が一体化した寛骨と呼ばれる骨が左右にあります。その中心には仙骨と尾骨という骨があり、これら3つの骨による4つのパーツで形成されているのです。

 

さらに、骨盤というのは上半身は当然ながら、股関節と繋がることで体全体を支えています。骨盤が存在することで歩く際には足からの衝撃を吸収してくれます

 

ですので骨盤が足の動きと背骨や股関節の動きを連動させているからこそ、スムーズに歩くことができるというわけです。私たちは普段当たり前の様に歩いていますが、私達がスムーズに歩いたり、動いたりすることが可能なのも、骨盤の働きによると言うわけです。

 

それに、骨盤というのは骨盤と骨盤の周囲の筋肉によって内臓を支えており、脳から内臓へ出される指令も骨盤にある神経を通って伝達されるといわれています。

 

普段生活する上ではあまり意識することの少ない骨盤ですが、骨盤は柔軟な骨なので、人の呼吸と同時に開いたり閉じたりという動作を繰り返しています。呼吸だけでも働く骨盤は、常に負荷がかかっている部分というわけです。

 

もし骨盤に何か支障が起こると、臓器への影響が出ることがあったり、体の不調が現れたり、体全体のバランスが崩れてしまう可能性が高くなります。日常生活の中で常に負担がかかっている骨盤の仕組みやメカニズムを知るようにして、骨盤を大切にしましょう。


骨盤の歪みチェック法

骨盤歪みが気になる人にとっては自分の骨盤がどのような状態になっているのか知りたいところだと思います。ここでは簡単に骨盤に歪みがあるかをチェックできる方法を紹介したいと思います。

 

まず初めに、骨盤の高さにずれがないかを診るために、床に仰向けに寝るようにします。仰向けに寝た状態から、両足を肩幅に開くようにして、左右の骨盤の位置を確認します。また、左右の骨盤に親指をのせて、中指を床につけることで左右の骨盤の高さを比較するようにします。

 

チェックしてみて、左右の高さが同じでなければ、骨盤がゆがんでいるということになりますね。また、肋骨と骨盤の間の長さを測ることでも、骨盤の歪みが確認することが可能といわれています。

 

肋骨と骨盤の長さの測る方法は、しっかりと背筋を伸ばすようにして、重心を正しく真ん中に置くように気をつけて正座をするようにしてください。その際に左右同じ位置になるように、肋骨の一番下に親指を置き、中指か人差し指で骨盤の上の部分までの距離を測るようにしてください

 

もし、片方だけが長い時は、骨盤に歪みがある証拠となります。仮に右側が長い時には左が、左が長い時には右側に骨盤が傾いて歪みがあることになります。他にも、仰向けに寝転がった時に、左右で足の長さが違うことがあったり、真っすぐ立った時に肩の高さが違うことがあったり、いつも片方の靴の特定部分がすり減る場合にも、骨盤がゆがんでいる可能性が高くなります。

 

骨盤がゆがむことで体全体のバランスが悪化する可能性があるので、色んな部分で骨盤の歪みをチェックすることができます。この骨盤のチェック方法はあくまでも簡易的なチェック方法ですが、どれも簡単にできる方法となるので、骨盤の歪みを疑っているのならぜひ確認してみるようにしましょう。

 


 
 

 
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